絵心に自信がないけど、絵を描いてみたいと思っている方!!!
何か絵を描きたいなって方!!!!
ドット絵を描いてみませんか?
…どう作ってるかだけでも見ていきませんか…?
というわけで、こちらはドット絵 Advent Calendar 2021の6日目の記事になります。
並行して裏ドット絵 Advent Calendar 2021も開催されていますので、そちらも是非に~
因みにこれはTwitterです
もしよければメディア欄を覗いてやってください
本記事は画力に自信がないけど、絵を描くのにあこがれを持っている方をはじめ、ドット絵に少しでも関心を持った方に、
こんなに簡単に描けるんだよドット絵!やろうよドット絵!
ということで、ドット絵は手軽に描けるんだよという事を紹介する記事になっています。
(このタイトルになるまでにテーマが5回くらい変わったのはここだけの話)
今回はとにかくシルエットを取ることを重点に置くため、色の解説に関しては省略します。
1. はじめに
本章ではドット絵の特徴について軽く触れてみます。
次の章からシルエットの取り方について図解していきますので、そちらだけでも覗いてやってください。ちなみに使用ソフトはAsepriteです。
直観的にも扱いやすく、強力なツール群が揃っているのでドット絵を本格的に始めたい方にお勧めです。
さて、ドット絵の特徴ですが高解像度のイラストと比較してみると以下のような点が挙げられます。
- 解像度が低いため、ドットの配置の仕方次第で大きく印象が変わる
- 解像度の低さから、絵の描きこみ量が少なくなる。
- ドットの組み合わせ次第で自由に線をコントロールできる。
などなど、挙げればきりがないのですが、共通して言えることは
1ドット1ドットの配置が非常に重要
だという事です。
イラストの場合、筆圧による線の太さや緻密な線の角度など、描き手に求められる感覚的な技術にあまりにも多く、初心者にとって大きな壁となります。
ドット絵ではこれらを丸々スキップして、ドットの配置を考えるだけで作品を作ることが出来ます。
これが絵を始めるならまずドット絵から入るのがいいよ!という根拠になります。
あとパズルのように配置を考えるのが楽しいですよ(ニコニコ)
2. 直線だけで形を取る
早速直線だけでシルエットを取ってみます。
32×32のキャンバスで作ってみます。
見ながら模写してみましょう。
以降px(ピクセル)という単位を使用します。これは1ドットの大きさです。
今回はクォータービューで、レンガを描いてみましょう。
以下大まかな流れです。
規則的な直線のパターン配置だけでシルエットを簡単に取れます。
2・2...という配置を繰り返していきます。
これは以下のように直線ツールを使うと一瞬で再現可能です。
1. 以降も基本的に同じ配置を描くだけで簡単に出来上がりです。
さすがに簡単すぎる…?
次はちょっと線を曲げて描いてみましょう。
3. 円からシルエットを取る
続いては曲線を織り交ぜつつ描きます。
ここではリンゴを題材にしましょう。
少し円の描き方をみていきましょう。
1.
まず直径20pxの円を打ちます。
下図のようにドットを打ってみましょう。
これを上下左右反転させて、円を作成します。
中をバケツツール等で塗りつぶします。
(Asepriteにはそのまま円を描けるペンもあります)
上下左右対称ツールを使えば以下のように簡単に描けたりします。
これをベースに形をコネコネしていきます。
2.
参考資料を見ながら円の形を整えます。
この工程は今回だけでなく、その他複雑な形状を描くときにも必要になります。
前述したように1ドットの配置で大きく印象が変化しますので、ドットを打っては消してを繰り返す段階です。
実際、キャラクターを描いているときなんかも髪の毛や服の形状を取ったりするとき最もここに時間をかけています。
(実際描いているときはもっと考えることが多いです)
さて試行錯誤の結果、水色の部分にドットを打つことにしました。
なんだかそれらしい感じのフォルムになりましたね。
4. 直線と曲線の組み合わせが大事
2, 3章では被写体のシルエットの取り方を取る方法を紹介してきました。
案外単純に描けちゃいましたね。
そうなんです!
ドット絵はある程度、円と直線、そして曲線のパターンを組み合わせていけば、簡単にシルエットを描くことが出来ます。
今回取り上げたお題が描ければ十分!
誰だってなんでも描けちゃいます!
配置のパターン組み合わせを駆使すれば、キャラクターだったり、様々な複雑な形を描くことも可能です。
(高解像度になると少し厳しいですが)
いろんな絵を描いていくうちに、段々単純な図形の組み合わせとして絵を認識できるようになるかもしれません。
複雑な画面を、単純な図形に直してとらえるという感覚は、イラストを描く際にも非常に役立つと思いますので、この感覚を是非養ってみてください。
曲線のパターンや直線に関して、偉大な先人さまが解説されていますので、詳しくは6章にあるリンクを参考にして頂ければと思います。
とにかく数を打って、頭と手にドットのパターンを覚えさせましょう!
5. まとめ
拙い文章となってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
自分でもドットを描けるかも?!そう感じてくだされば幸いです!
絵を手軽に描きたい方にはとても入りやすいドット絵、是非やってみませんか?
6. 参考リンク
先人様たちの偉大な記事をありがたく読ませていただきましょう…
7. あとがき
本当はアニメーションの描き方とか、僕が何考えてドット打ってるのかとか。
色々描きたいことはいっぱいあったんですが、どうもうまく言語化できず断念しました…
僕自身まだまだ未熟ではあるものの、自身が独学でやってきたことを発信して言語化することは大切だなと思ったのと、
少しでもドッター人口の増加に寄与出来たらなぁと思い、今回の記事を書かせていただきました。
これらは要望や機会があれば記事化したいと思います…
大口叩いて簡単だ!って書きましたが、
いざハマり始めると、段々難しい!なんだこれ!ってなります。
僕も最初は記事の通りイラストが上手く描けないから、という理由でドット絵に入りました。
どんどん作品を作っていくうちに、イラストの知識が必要になったり、そもそも被写体の構造を知らないとダメだったり…
ですがその分仕入れる知識も増えて、だんだん普段身の周りにある何気ないものに段々感心を持つようになりました。
ちょっと胡散臭い言い方になりますが、ドット絵を始めて人生が豊かになったなぁと最近しみじみ思います。
解説とも布教とも取れない少し半端な記事となってしまいましたが、これにて今回の記事を閉めさせていただきます。
ドット絵、みんなもやろう!